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サポートラインの基礎と原理をやさしく解説

サポートラインの基礎と原理をやさしく解説

配管の基礎知識

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給水管は、建物内で使用する上水(飲料水)や雑用水を供給するための配管です。よく用いられる素材は、合成樹脂ライニング鋼管やステンレス鋼鋼管です。以前用いられていた素材は、水道用亜鉛めっき鋼管(SGPW:Steel Gas Pipe Water)でした。しかし、亜鉛の流出による白濁現象や、腐食による赤水の発生、さびこぶによる管の閉そく、継手部の孔食による漏水などが理由で、飲料水用配管としては不適切とされています。

4. 配管設備の構成

・管支持装置

第2回:配管の素材

1. 金属管の種類と特徴

1:ステンレス鋼管(ステンレス鋼鋼管)

よく用いられる配管用ステンレス鋼管は、JIS G 3448:2016一般配管用ステンレス鋼管で規格されています。SUS304TPD、SUS315J1TPD、SUS315J2TPD、SUS316TPDの4種類があり、給水、給湯、排水、冷温水などに用いられます。

  • SUS304TPD:通常の給水、給湯、排水、冷温水などの配管に用いられる。
  • SUS315J1TPD、SUS315J2TPD:SUS304よりも耐食性があり、SUS316よりも応力腐食割れに強いため、温水配管などに用いられる。
  • SUS316TPD:SUS304よりも耐食性があるため、腐食環境中の配管に使用する。

2:アルミパイプ

2. 非金属管の種類と特徴

名称 略号 規格の概要
硬質ポリ塩化ビニル管 SVP
VU
VPは一般的な流体の輸送配管に用いる。VUはVPより肉薄の管。
水道用耐衝撃性硬質
ポリ塩化ビニル管
HIVP 耐衝撃性がある塩ビ管。使用圧力は0.75MPa以下。水道用配管として用いられる。
耐熱性硬質
ポリ塩化ビニル管
HT 90°C以下の水の配管に使用する。高温排水に対応するため、メーカー規格(JIS の規格外)も出ており、排水継手もそろっている。

2:耐火二層管

第3回:配管の付属品

1. 配管継手

配管継手とは、管と管を結合するための部品で、配管系の組み立てには不可欠です。JIS サポートラインの基礎と原理をやさしく解説 B 0151 鉄鋼製管継手用語では、配管(パイプ)の接続などに用いる継手と定義されています。主な役割は、流れの方向転換や分岐、集合、閉そく、管径の変更などです。継手は、配管設備で腐食が最も多く発生する箇所です。

・配管継手の種類

2. 弁(バルブ)

図8:ハンドル式バルブ

図9:レバー式バルブ

1:弁の種類と特徴

3. 配管支持金具

・吊り配管支持金具

・吊り金具・ハンガー類

第4回:配管の接合材・防食剤・支持固定・保温保冷

1. 配管の接合材

1:配管の接合剤の種類

2. 配管の防食材

・防食テープ

・絶縁テープ

・プライマー

3. 配管の支持固定

配管を支持固定することで、配管の重量を支え、たわみを防止し、管内流体の脈動などによる力を抑えます。配管内の水抜きや、空気抜きが容易に行えるよう適切な勾配を確保する必要があります。配管の支持固定は、国土交通省による機械設備工事共通仕様書や、日水協による規格に準拠して施工します。また、支持間隔の基準には、空気調和・衛生工学会(SHASE:The Society of Heating, Air-Conditioning and Sanitary Engineers of Japan)による標準仕様書などがあります。

・配管の支持点

配管の支持点とは、配管施工時に支持・固定する箇所です。配管のメンテナンスや断熱工事ができるように支持点を設定します。施工要領は、公共的な標準仕様書や標準図などに準拠します。代表的な 4 種類の配管支持点の位置を示します。……

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