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日本国内の証券取引所一覧とその歴史

日本国内の証券取引所一覧とその歴史
日本取引所グループより抜粋

【第11回】日本の近代化と株式市場

大阪紡績工場 国立国会図書館蔵

こうした富裕層の多くは、かねてから村落社会でリーダーシップをとっていた大地主層、つまり名望家でした。彼らは明治以降も自治体の名誉職に就任するなどして、村落社会を牽引しました。彼らは銀行を創設しますが、自らの名声をもとにして集めた預金を株式会社の創設に活用します 2 。ここで、地域経済の発展を図り、様々な事業を株式会社として興します。その際に、株式を担保にして銀行から貸出をすることで、自らを含めて投資家に資金を提供し、その資金で株式の払い込みをするのです。加えて、株式の払い込みが分割で可能であったことから、中小規模の地主や都市の商人も株主として資金を提供します。

明治の株式市場では、前述の通り、経営者が大株主であることもあり、各会社の配当性向は年によっては各社平均で80%に達するほど非常に高かったのです。とりわけ東京株式取引所は100%の配当性向、つまり、剰余利益はすべて株主に還元していました。また、高い配当を出す企業の株価が高くなる傾向にあり、各企業は競って配当を支払うというような状況でした。配当が高いということは概ね企業の実体がよい 3 ということでもあり、企業情報をある程度織り込んだ株価形成が実現していたと考えられます。

明治期の投資家として大きな存在だったのは皇室と華族で、大株主の42%を占めていました 4 。皇室は単独で全国102社の発行株式159万株のうち23万株を所有し、岩崎家は19万株、三井家は13万株で、銀行、船舶、鉄道というインフラ系の有望銘柄でした。財閥以外の一般投資家は、よりリスクの高い企業にも幅広く投資を行っていたようです。

4 東京大学大学院経済学研究科 小島庸平氏「東京証券取引所主催 証券市場の歴史展特別講演資料」より 2018年

2. 関東大震災

震災後に急遽仮設された取引所(左)、本格的に再建された東京株式取引所(右)

【保存版】日本の株式市場の取引時間はいつ?取引所の種類も解説

日本の株式市場

市場再編

東京証券取引所の資料を元に作成

プライム市場は日本で最も審査基準が厳しく社会評価が高い株式市場であり、国内外を代表する大企業が集結しています。

  • ソフトバンクグループ(9984)
  • 三菱商事(8058)
  • ソニーグループ(6758)
  • 松竹(9601)
  • リクルートホールディングス(6098)

②スタンダード

スタンダード市場はプライム市場と比べて取引の出来高などは小さいながらも、高い実績を誇る有名企業や中小企業が上場しています。

  • ブルボン(2208)
  • 日本KFCホールディングス(9873)
  • スターフライヤー(9206)
  • ヨネックス(7906)
  • フマキラー(4998)

プライム/スタンダード市場比較

日本取引所グループより抜粋

グロース市場は日本の株式市場の中でも、成長可能性を秘めたベンチャー企業が多く上場する市場です。

  • メルカリ(4385)
  • ウェルスナビ(7342)
  • BASE(4477)

スタンダード/グロース市場比較

日本取引所グループより抜粋

さらに事業の継続性や安定性重視の「スタンダード市場」と、成長性重視の「グロース市場」という二部構成である点も注目です。

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