Pelican FXが影響を強く受けたビルウィリアムズ の手法 〜Awesome Oscillator〜
ビルウィリアムズ 手法
Pelican アリゲーターとオーサムオシレーターを解説 FXが影響を受けた本の中で1、2を争うくらい研究に没頭したのが
相場の達人ー常勝のカオス思考 ビル・ウィリアムズ著 です。
Fractals(フラクタル)、Alligator(アリゲーター)、Awesome Oscillator(オーサムオシレーター)、
Accelerator Oscillator(ACオシレーター)、Gator Oscillator(ゲーターオシレーター)、
Market Facilitation Index Technical IndicatorまたはBW MFI(マーケットファシリテーションインデックス)
この手法に使われるインディケーターは、最近ではどのFX会社のチャートでも
初期搭載されていることが多いです。
しかし 使い方が間違っているブログが多い アリゲーターとオーサムオシレーターを解説 ため、数回に渡ってインディケーター別に
使い方などの解説をしていきます。
今回は比較的手法に取りれやすい Awesome Oscillator です。
Awesome Oscillatorとは何か
Awesome Oscillatorを表示させる
JForex3のインディケーター欄には、[Bill Willams]の項目があり、
インディケーターがまとめられています。
Awesome Oscillatorの計算式
AO = SMA (MEDIAN PRICE, 5) – SMA (MEDIAN PRICE, 34)
MEDIAN PRICE = (HIGH + LOW) /2
メインチャートの5期間と34期間の単純移動平均線と比較してみる
この後すぐ使い方を説明しますが、
2本の移動平均線が上昇していくタイミングが買いシグナルで、
下落していくタイミングが売りシグナルということになります。
Awesome Oscillatorの使い方
ビルウィリアムズ 手法は日足以上を推奨 していますが、
説明機会を増やすために4時間足のチャートを使用しています。
売買シグナル1 Saucer(ソーサー)
条件1 最低3本のバーが必要
条件2 最低3本全てが0ラインより上(下)にあること
条件3 バーが下向きから上向き(上向きから下向き)に反転する
これらの条件が揃ったら、買い(売り)シグナルのバーが確定するのを待ち、
そのサインが出た ローソク足の高値+1.2pips程度、または安値−1.2pips程度離したところで
逆指値注文をします。(または高値を更新したタイミング)
売買シグナル2 ゼロ線の交差
条件1 2本のバーが必要
条件2 1つ目のバーが0ラインより下、2つ目のバーが0ラインより上で買いシグナル
1つ目のバーが0ラインより上、2つ目のバーが0ラインより下で売りシグナル
条件3 必ず交互にシグナルが出る。売りと買いのシグナルが同時には出ない
これらの条件が揃ったら、買い(売り)シグナルのバーが確定するのを待ち、
そのサインが出た ローソク足の高値+1.2pips程度、または安値−1.2pips程度離したところで
逆指値注文をします。(または高値を更新したタイミング)
売買シグナル3 2つのピーク
条件1 0ラインより下にあり、1つ目の先端より2つ目の先端の方が高いとき
買いシグナル候補。
0ラインより上にあり、1つ目の先端より2つ目の先端の方が低いとき
売りシグナル候補。
条件2 アリゲーターとオーサムオシレーターを解説 これらは0ラインをまたぐことなく、バーの連続性が続いている。
条件3 これらの条件を満たしたまま次の先端が2つ目の先端より高い/低いとき、
かつ0ラインをまたがないとき、2つ目の買いシグナル/売りシグナル候補が出現する。
これらの条件が揃ったら、 買い(売り)シグナルのバーが確定するのを待ち、
そのサインが出たローソク足の高値+1.2pips程度、または安値−1.2pips程度離したところで
逆指値注文をします。(または高値を更新したタイミング)
Awesome Oscillatorシグナルのデメリット
Awesome Oscillatorの売買シグナルを全て表示させると上図のようになります。
この図からシグナルの1つ1つを見ていくと、あることに気づくと思います。
それがAwesome Oscillatorを使ったシグナルのデメリットです。
デメリット1 シグナルが出るのが遅すぎる
デメリット2 シグナルのみに頼るのは危険
そのためにフィルターをかけるのですが、それが次回にやる Alligator(アリゲーター)とFractals(フラクタル) です。
Fractalsを最初に見るのが基本中の基本のため 、Fractalsを使うと一気にトレードポイントが減り、
その時間軸の流れに沿ったトレードポイントがはっきりします。
Alligator(アリゲーター)とFractals(フラクタル)の使い方が分かって
実用できてこそAwesome Oscillatorが使いこなせるようになります。
さらにAccelerator Oscillator(ACオシレーター)を入れて
値動きの方向を後押ししやすいかを判断すれば方向性の確証が持てます。
コメント