【移動平均線】移動平均線とは、ある一定期間の価格から平均値を計算し、折れ線グラフで表したものです。その日を含めた過去何日間(または何週間)かの価格を毎日計算するため、平均値が移動していくことから、移動平均と呼ばれます。代表的なテクニカルチャートのひとつで、価格の傾向や流れなど、相場の方向性を見る手掛かりとなります。現状の株価や為替などの価格を表すローソク足と組み合わせて、売買のタイミングを計るときに使われます。ただし、過去何日間(または何週間)の平均を取っているので、実際の価格の動きよりも遅くなります。また移動平均線は、MACDやボリンジャーバンドなど、他のテクニカルチャートにも応用して利用されています。 SMBC日興証券ウェブサイト 初めてでもわかりやすい用語集 より引用
テクニカル指標/トレンド系
- n=0の算出式
trend[0] = 1
EP[0] = 高値[0]
AF[0] = AF(設定値)
SAR[0] テクニカル分析指標 = 安値[0] - n≧1の算出式
- trend[n]の算出
trend[n-1] = テクニカル分析指標 1 の場合(一つ前が買いトレンドの場合)
trend[n] = (安値[n] ≦ SAR[n-1] : -1, 1)
上記以外の場合(一つ前が売りトレンドの場合)
trend[n] = (高値[n] ≧ SAR[n-1] : 1, -1) - EP[n] の算出
trend[n] = 1 の場合(買いトレンドの場合)
EP[n] = MAX(高値[n], EP[n-1])
上記以外の場合(売りトレンドの場合)
EP[n] = MIN(安値[n], EP[n-1]) - AF[n] の算出
trend[n] = trend[n-1] の場合
AF[n] = (EP[n] ≠ EP[n-1] : AF[n] + AF(設定値), AF[n-1])
※最大値:AF[n] ≦ 0.2とする
エンベローブ
t : 基準日
Term : 期間 …設定画面より変更可(2≦Term≦100、デフォルト:25)
W: 幅(%)…設定画面より変更可(0.01≦w≦10、デフォルト:1.0)ピークボトム
当日を含まず指定期間内での高値を「ピーク」、安値を「ボトム」とし、チャート上に「ピーク」と「ボトム」の 日付、レートを表示します。 また、日柄を指定した場合は高値から高値、安値から安値、高値(安値)から安値(高値)のローソクの本数を表示します。
PP : 最高値(当日を含まず指定期間の過去の範囲)
PB : 最安値(当日を含まず指定期間の過去の範囲)
FP : 最高値(当日を含まず指定期間の未来の範囲)
FB : 最安値(当日を含まず指定期間の未来の範囲)
H : 高値
L : 安値
t : 基準日
Term : 期間 …設定画面より変更可(5≦Term≦99、デフォルト:10)Peak候補日 = H t > PP t and H テクニカル分析指標 t ≧ FP t
- 初回のみPeakとBottomが共に候補日の場合は、Peakを優先する。
- Peak候補の次がPeak候補且つBottom候補の場合は、値の比較は行わずBottom候補を優先する。
- Bottom候補の次がPeak候補且つBottom候補の場合は、値の比較は行わずPeak候補を優先する。
指数平滑移動平均線
EMA : 指数平滑移動平均線(Exponential テクニカル分析指標 Moving Average)
C : 終値
t : 基準日
Term : 期間 …設定画面より変更可(1≦Term≦200、デフォルト:5, 25, 75)- 1日目の算出式(Term=5の場合、チャートの5本目の値を算出)
指定期間の直近n日の移動平均とする。 移動平均の算出は「移動平均線」参照 - 2日目以降の算出式(Term=5の場合、チャートの6本目以降の値を算出)
HLバンド
MH : 最高値
ML : 最安値
H : 高値
L : 安値
t : 基準日
Term : 期間 …設定画面より変更可(1≦Term≦200、デフォルト:20)Variable Volatility Stops
H テクニカル分析指標 : 高値
L : 安値
C : 終値
EP : 極大値(Extreme Price)
TR : トゥルー・レンジ(True Range)
ATR : アベレージ・トゥルー・レンジ(Average True Range)
t : 基準日
Term : 期間 …設定画面より変更可(2≦Term≦100、デフォルト:21)
M テクニカル分析指標 : 乗数 …設定画面より変更可(0.2≦M≦10、デフォルト:1.5)
n : ローソク足のインデックス株のテクニカル分析。おすすめ指標4つで充分戦える
株式投資
この記事では、「テクニカル指標を全部覚えてられない。結局どれ見たらいいねん!」という声に応えます。
そもそも「売りか買いか」を見極めるためにテクニカル指標を見ているのに、
ある指標では買いだけど、別の指標では売りなんてこともありますし、組み合わせを間違えると余計に迷うことになります。ファンダメンタルズ分析や指標同士のバランスが取れ、迷路に迷うことのないよう、
最もベーシックで、意味が説明でき、これだけおさえれば十分という指標に絞って伝えます 。おさえるべきテクニカル指標4つ
テクニカル分析の指標は、数多くありますが 必ずおさえて欲しい4指標 を紹介します。
これを知っているか知らないかの差は非常に大きいですが、これ以上に沢山知っているか否かはさほど重要ではありません。
必須かつ充分な4指標です。- 個別銘柄をみる指標
- トレンド系(株価の方向感をみる)
- ローソク足
- 移動平均線
-
テクニカル分析指標
- 5日移動平均線
- 25日移動平均線
- 200日移動平均線
- 移動平均線乖離率
- 騰落レシオ
ローソク足
株価チャートを見る上で、ローソク足が基本になります。
足の1本1本に情報が凝縮されている優れものなので、必ず覚えておきましょう。
ローソク足が読めることがチャートをみるスタート地点です。始値より終値が上がった日は陽線(白抜き)、
逆に始値より終値が下がった日は陰線(黒塗り)を使います。- 1日の値動きを1本とするものが日足(ひあし)
- 1週間の値動きを1本とするものが週足(しゅうあし)
- 1ヶ月の値動きを1本とするものが月足(つきあし)
1本で色々な読み解きができて、
例えば下ヒゲが長ければ日中大きく下がったが値を戻してきた(安値圏では買いが入る)、
ローソクの幅が狭ければ株価に方向感がなく材料不足、
長い陰線を引けば売り一辺倒(悲観的)、などなど・・・。シンプルだけど、 テクニカル分析指標 ローソク足の1本1本やその繋がりが何を伝えてくれているかを考えていきましょう 。
これだけでも株価の意味がかなり見えてくるはずです 。移動平均線
つぎに移動平均線です。相場の方向性を掴むのに使います。
移動平均線とは、一定期間の株価の動きを平均して線形で表示していくものです。
平均する期間が対象期間分(日、週)毎日スライドしていき、 その期間の値動きをホットな状態を残しながら均します 。【移動平均線】
移動平均線とは、ある一定期間の価格から平均値を計算し、折れ線グラフで表したものです。その日を含めた過去何日間(または何週間)かの価格を毎日計算するため、平均値が移動していくことから、移動平均と呼ばれます。
代表的なテクニカルチャートのひとつで、価格の傾向や流れなど、相場の方向性を見る手掛かりとなります。現状の株価や為替などの価格を表すローソク足と組み合わせて、売買のタイミングを計るときに使われます。ただし、過去何日間(または何週間)の平均を取っているので、実際の価格の動きよりも遅くなります。
また移動平均線は、MACDやボリンジャーバンドなど、他のテクニカルチャートにも応用して利用されています。
SMBC日興証券ウェブサイト 初めてでもわかりやすい用語集 より引用実際のチャートでは、前述のローソク足と組み合わせた形で並んできます 。
移動平均線は、それぞれの期間のおおよその売買コストを表しています 。
これをローソク足の動きとも合わせながら、マーケットの声を聞いていくわけです 。
- 5日移動平均線:5日すなわち1週間分の営業日に相当。週ごとの短期トレンドを確認。
- 25日移動平均線:約1ヶ月のトレンド。正確には1ヶ月は20営業日前後だが伝統的に25日を使う。
- 200日移動平均線:1年間には少し足りないが落ち着いた方向性として、昔から重宝される期間。
移動平均乖離率
株価が移動平均線からどれだけ離れているかを測ります。
移動平均線は、その期間のおおよその売買コストなので、株価が一定期間そこから大きく離れていると定位置からズレていないかという見方をします。
株価の居所が変わったことを示す確りした材料でもなければ、一時的な需給の歪みの可能性が疑われます。
歪んだ需給は修正され、株価は移動平均線に近づくことが想定されます。
その為、移動平均線からの乖離が大きい銘柄にはトレードチャンス、リスクがあるのです。- 5日移動平均線:乖離率10%
- 25日移動平均線:乖離率15-20%
騰落レシオ
マーケット全体の過熱感を測ります。
市場全体の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から、 マーケットの体温を測定します 。値上がり銘柄数が多く120%以上が買われ過ぎ。過熱感が指摘されます。
値下がり銘柄数が多く70%以下は売られ過ぎ。底を打って平熱へ戻ってくることが期待されます。テクニカル分析はファンダメンタルズ分析との組み合わせで威力を発揮する
テクニカル分析の位置づけ
株価のベースとなってくるのは、業績や成長性などのファンダメンタルズです。
ファンダメンタルズで軸となる方向性を見極めたあとで、テクニカルの観点からも確認をとります。
株価は業績等が柱となって形成されていきますが、毎日毎日ファンダメンタルズと等価のピッタリした値付けがされている訳ではありません。いずれにせよ、 その時々の株価が振れている方向や程度を確認したほうがいい でしょう。
それを確認するのがテクニカル分析の役割です 。
テクニカル分析は意味あるのか
しかし、やはり冷静に相場の声を聴くという意味で重宝する指標です。
前述したように、 テクニカル単体では心もとないですが、ファンダメンタルズ分析との組み合わせによって力を発揮する ものだと思います。
ファンダメンタルズが銘柄を選定してくる役回りだとすれば、 テクニカルは相場の温度感や振れ具合を見極めて今いくべきかを判断するランナーコーチのような役割です 。
如何に足の速いランナーだろうと、外野の守備位置が浅かったり、足元がぬかるんでいたりすればストップも必要でしょう。テクニカル分析に役立つ本
酒田五法は風林火山 相場ケイ線道の極意
株価チャート、ローソク足の組み合わせからの株価予測技法がまとめられた一冊 です。
どういう波形が出たときに、何が想定され、どう動くべきかなど、実践的に書かれています。【初心者必読】テクニカル分析を使いこなすうえで重要なことをわかりやすく解説!
テクニカル分析とは、 株価などの変動の推移を、図式化したものを用いて、 株価の動きを分析すること」 のことです。多くの人が「投資」といえば、上記の画像のような「チャート(図表・グラフ)」をイメージするかと思います。代表的なテクニカル分析でもある、「ローソク足」や「移動平均線」などのほか、世界中に様々なテクニカル分析が生み出されてきました。ひらたくいえば、「今までの株価をグラフにしたものを使って、現在の株価や将来の株価の動きを推測する」株価の分析方法が、テクニカル分析です。
☝それぞれのテクニカル分析に「一般的な買いサイン・売りサイン」がある
それぞれのテクニカル分析には 「このようになったら買いサイン」「このようになったら売りサイン」というような、「売買シグナル」が存在します。 しかし、全員がその通りにやって簡単に利益を上げることができるのであれば、だれでも億万長者です。
テクニカル分析において売買サインが出たものの、そのサインとは全く逆方向に動いていくことを「ダマシ」といい、相場と関わる限り、永遠に付き合うことになります。
しかし、テクニカル分析の「シグナル」が出るのが早いものであればあればあるほど、「ダマシ」となることは多いです。逆に「ダマシ」となる可能性をひくくすればするほど、「シグナル」が出るのが遅いです。 「シグナルの出るスピードと、ダマシとなる可能性は相反する」 ということは、ここでは把握しておきましょう。テクニカル分析によって「世界中の出来事」を知ることができる
テクニカル分析を使いこなすことで、自分が普段で生活しているだけでは気づくことができない、世界中の出来事を把握することができます。
アメリカの突発的なテロのニュースを、ニュースをみることができる状態になければ、そのことを知ることができません。しかし、上記のような急落のチャートを見れば、 「市場が想定していなかった、新しい悪材料が出てきた」 とことだけはわかります。
様々な株価は、世界中の人や機械などが売買して、価格を形成しています。
その株価の動きをもとに作られているテクニカル分析は、 世界中の起きている出来事を、察知させてくれるのです。テクニカル分析は「自分の予想が間違っていたこと」を教えてくれる
テクニカル分析は「自分の予想が間違っていたことを教えてくれるもの」でもあります。上の例では、テロの発生を、株価の下落要因と考えましたが、テロが起きれば必ず株価が下落するとは限りません。今までも「2001年多発テロ」の時は世界中で株価が大きく下落しましたが、「ISIS」関連のテロ事件では、そこまでの大きな下落はしませんでした。 「このニュースは上昇要因だろう」というような、個人の予想や、市場予想と、実際の株価の動きが違うことはよくあります。
これから相場に触れる方や、まだ経験が浅い方は、ピンと来ない方もいるかもしれませんしかし、 株価とは、こういった予想外の動きをする生き物です。 必ず、自分の予想や、市場予想、一般的な常識などが、通用しない場面が出てきます。
テクニカル分析を使用していると「もし自分の予想があっていれば、ここは超えるはずがない・この形にはなるはずがない」というような、「基準」がいくつか存在します。「このようになったら、自分の予想は間違っているよというヒント」を与えてくれるのです。
テクニカル分析は「トレンド系」と「オシレーター系」がある
テクニカル分析には、たくさんの種類があり、それぞれ多くの特徴を持っています。大きく分けて「トレンド系」と「オシレータ系」に分類できます。
「ト レンド系」は、移動平均線に代表されるよう、株価の方向性をつかむことに特化しています。
☞「トレンド系指標とは?知っておくべき基礎知識」「オシレーター系」は、上がり過ぎ・下がり過ぎといった、相場の過熱感見るため に使用されます。
⇒「オシレ―タ系指標とは?知っておくべき基礎知識」他にも、「カギ足」などの時間という概念を排除した「非時系列チャート」や、取引量から計算する分析方もあります。
「自分が使用しているテクニカルチャートは、どのように計算されていて、どのような特徴があるのか」は把握するようにしましょう。
テクニカル分析を「組み合わせる」
テクニカル分析の分析法には、それぞれメリット、デメリットが存在します。これに対しての対策として、 テクニカル指標を組み合わせる ことが有効な手段となります。
組み合わせパターンは、かなりの種類が考えられますが、しっかりとそれぞれの特徴を理解し、「弱点を補完し合うような組み合わせ」が基本と言われており、「トレンド系×オシレータ系」での組み合わせがセオリーです。そのため、様々な証券会社の取引ツールでも、メインチャートにトレンド系、サブチャートにオシレータ系となっていることが多いです。
☝都合のいい情報だけ見ないようにする
テクニカル分析を組み合わせていると、1つの分析では買いサイン、他の分析法では、売りサインというような、 それぞれの分析法によって、相場の予想が逆になる状態 があります。
そうなったときに人間は、 自分にとって、都合のいい情報だけを受け入れてしまう という特性があるため、多くのものを見ていると、自分に取って都合のいいものだけを受け入れてしまい、思わぬ大きな損失を出してしまう可能性があります。
そのため、「しっかりと目的に合ったものを選択する」ことが必要です。当サイトでは、各テクニカル指標の特徴や原理、一般的な売買サインまで、詳しく解説しますので、しっかりと理解したうえで、実際にシュミレーションをしてみてください(^^)
そして、その中で、「自分が好きなテクニカル分析」を見つけることが、長期的な利益への近道です。誰にでも、向き不向きがあり、好き嫌いもあるものです。
それぞれのテクニカル指標の 特徴や原理を理解したうえで、試行錯誤を繰り返し、 「お気に入りの指標」を見つけるようにしましょう。テクニカル指標は、 「株価の動きを図式化したもの」 であり、
- 世界中の出来事を表している
- 「サインの速さ」と「だましの少なさ」はそう反する
- 自分の予想の間違いを教えてくれる
- トレンド系・オシレータ系がある
- 「お気に入り」を見つける
- 「組み合わせ」を意識する
これらを意識したうえで、 テクニカル分析を学び、 実践をしていくうえで、 これらを意識しているのか、 していないのかでは、 理解のスピードも、 利益が出始める時期も 大幅に異なります 「倍ブル!」では、それぞれの指標の特徴や、具体的な使用法も、 細かく1つ1つ解説していきます。
関連記事
- トレンド系(株価の方向感をみる)
- trend[n]の算出
コメント