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ETFと投資信託どっちを選ぶべき

ETFと投資信託どっちを選ぶべき
鈴木 聖宣

FIREを目指すあなたが実践すべき4つの投資法

FIRE 投資

一棟ものは一回の取引でロットがある程度取れるため、資産規模を拡大していくにあたり取引や管理の手間がかかりづらいのが特徴 です。ワンルームマンション投資で同じ規模を実現しようとすると何十戸と取引をする必要があり、手間がかかります。また、比較的郊外にも多い事や、ロットが大きいがゆえに購入できる投資家の数が少ない事などから、利回りも高くなっていることが多いのです。このような理由から、資産形成という面で一棟物が優れているといえます。

② 自分で投資効果をコントロールできる

一棟ものであれば、 自分の判断で、自分が最適だと思う建物全体に関わる入居付け、賃料アップのための施策を行う事が可能です 。ワンルームマンションの場合は建物全体の経営判断(大規模修繕、設備の更新、清掃など)を他者(理事会や管理会社)に依存しなければなりません。また賃貸経営で利益が出る年に合わせて大規模修繕工事を行うなど、タイミングもコントロールできるのが強みと言えます。

③ 所得税・住民税対策の効果が大きい

一棟アパートですと、 木造の物件も多く、減価償却費を大きく取ることができます 。よって所得税・住民税の節税効果が高い事も、一棟アパートに投資する人が成功しやすい理由となります。
これがRC造や鉄骨造だと、一棟マンションでも区分マンションでも、構造上減価償却期間が長くなり、一年当たりの減価償却費が低くなってしまうので、節税効果があまり出ないのがデメリットです。

6.2.購入する物件の選び方

・利回りが相場と照らし合わせて低すぎないか、高すぎないか
・空室率が50%を下回っているか(入居率が50%を上回っているか)
・長期空室(3か月以上)があるか
・築年月が1981年(昭和56年)6月以降か
・バス・トイレが別になっているか
・間取り・㎡数が地域の需要に合致しているか
・入居者に人気の設備が導入されているか
・内装のリフォーム率が低くないか
・外壁塗装や屋上防水の工事が実施済か

7. 投資をする上で活用すべきNISA・つみたてNISA

しかし、次にご紹介する制度を活用することで、 売却益や配当に対する税金が非課税 になります。ぜひ活用してみてください。

NISA つみたてNISA
投資信託
株式投資 ×
高配当株・高配当ETF・REIT ETFのみ可
不動産投資 × ×

7.1. NISA

NISA

非課税投資枠は120万円と大きく、 短期の株式売買向きの制度 です。

7.2. つみたてNISA

・購入時:掛金が全額所得控除に
・運用時:運用益が非課税
・お金を受け取る時:控除により税金を抑えられる

しかし、FIREを目指す方にiDeCoはあまりオススメではありません。というのも、 iDeCo口座内の資金を原則60歳になるまで引き出すことができない ためです。

iDeCoの掛金には上限が設定されているため多すぎる金額の投資はもともとできないようになっていますが、iDeCoを始めるとしても、FIREを考えているのであれば 少額で行うのがオススメ です。

米国株を始めるならETFがおすすめ?初心者向けのイチ押し銘柄も

米国株を始めるならETFがおすすめ?初心者向けのイチ押し銘柄も

次いで2位集団は原油関連ETF/ETNであり、4位NEXT NOTESドバイ原油先物ダブル・ブルETN<2038>、5位WTI原油価格連動型上場投信<1671>の内訳です。2月24日のロシアによるウクライナ軍事侵攻(ウクライナ危機)を契機に原油価格が急騰しており、ETF/ETNを利用して原油の値上がり益を狙う投資家の存在が浮かび上がります。またレバレッジ型のNEXT NOTESドバイ原油先物ダブル・ブルETNの売買が4位であり、投資家のハイリスク・ハイリターン型の投資傾向が見て取れます。

更に7位に小麦価格連動型のETF・WisdomTree小麦上場投資信託<1695>がランクインしました。小麦は米国の先物市場で多く取引されている商品です。ウクライナ危機により、世界第7位の小麦生産国のウクライナは今年の小麦収穫の大幅減が避けられません。今年は世界的な小麦不足が予想される中で、小麦価格の上昇を見込んだ投資家の買いが入りました。

プロフィール

”石井僚一”

大手証券グループ投資会社への勤務を経て、個人投資家・ライターに。 株式市場の解説や個別銘柄の財務分析、IPO関連記事を得意としている。株式会社ZUUでは長くIPO記事を担当。
複数媒体に寄稿しており、Yahoo!トップページに掲載実績あり。

米国株のETFとは

上場投資信託(ETF) 一般的に、ある指標に連動する運用を行う、証券取引所に上場する投資信託のこと。指値や成行注文が可能です。

引用元:金融庁|用語集

米国ETFとは、米国の証券取引所に上場し、市場で売買できる投資信託のことです。

一般の投資信託と違う点は、市場に上場していることです。そのため、株式を売買するのと同じように市場が開いている取引時間中にのみ売買できます。

米国株のETFは、運用成果の連動を目指す指数によって様々な種類があります。
NYダウやS&P500といった代表的な株式指数との連動を目指すものをはじめとして、債券の指数に連動するもの、再生可能エネルギーなど特定のテーマの指数に連動するものなどがあります。

ETFへ投資する前に必読!おすすめ銘柄や特徴や購入できる証券会社を解説

【種類別】ETFのおすすめ銘柄は?特徴やメリット・購入できる証券会社を解説

TOPIX(東証株価指数:TOPIXはTokyo Stock Price Indexの略)は、東京証券市場第一部に上場しているすべての日本企業(内国普通株式全銘柄)を対象とした、時価総額加重型の株価指数です。NEXT FUNDS TOPIX ETFは、TOPIXに採用されているまたは採用が決定された銘柄の株式のみに投資を行い、信託財産中に占める個別銘柄の株数の比率をTOPIXにおける個別銘柄の比率に維持することを目的とした運用を行い、TOPIXに連動する運用成果を目指します。

NEXT FUNDS TOPIX ETFの特徴は、信託報酬率について純資産総額に応じて変化する段階料率を適用していることです。段階料率とは、純資産総額のうち、例えば5兆円以下の部分には1%、5兆円〜10兆円以下の部分には0.8%、10兆円〜は0.4%といった形で、純資産総額の増加にともない信託報酬率が低減するような体系のことです。

投資家にとっては純資産総額が増加すると信託報酬率が低下していくため、コスト面で恩恵を受けることができます。

組入れ上位銘柄は、トヨタ自動車、ソニーグループ、キーエンス、リクルートホールディングス、三菱UFJフィナンシャルグループ、ソフトバンクグループ、日本電信電話など、日本を代表する有名企業ばかりです。

NEXT FUNDS 日経225ETF(1321)

日経平均225(日経225)は、日本を代表する株価指数として世界中で利用されています。東京証券取引所第一部に上場する225銘柄を選定し、その株価を使って算出します。ダウ式と呼ばれる連続性維持のための調整をベースに、日本固有の株式取引制限を加味した計算ルールで算出する価格平均指数で日経平均を構成する225銘柄は、市場流動性やセクターバランスをもとに定期的に見直されます。

長期間にわたる継続性の維持と産業構造変化の的確な反映という二つの側面を満たしながら、市場流動性の高い銘柄で構成する株価指数を目指しています。

組入れ上位銘柄は、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、ダイキン工業、リクルートホールディングス、ファナック、KDDIなどとなっています。

外国株式ETF

銘柄名 バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI) バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
ベンチマーク(指数) CRSP USトータル・マーケット・インデックス FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
運用会社 バンガード バンガード
経費率 0.03% 0.08%
直近の分配金 0.7242ドル 0.412ドル
分配金利回り 1.18% 1.58%
売買高 335万6536株 160万6724株
乖離率(プレミアム/ディスカウント) 0.03% 0.09%
購入可能な証券会社 SBI証券
楽天証券
マネックス証券
DMM株等
SBI証券
楽天証券
マネックス証券
大和証券等

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)

バンガード・トータル・ストック・マーケットETFは、グロースおよびバリュースタイルに分散した大型株、中型株および小型株を投資対象とし、CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動した投資成果を目指します。また、米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーしていることから、分散が効いたETFといえます。

多くの投資家は、中長期的には米国市場の成長が続くと見込んでおり、今後の米国の成長に期待したい人や、米国銘柄のうちどれに投資すれば分からないという人は、バンガード・トータル・ストック・マーケットETFに投資しておくことをおすすめします。

バンガード・トータル・ストック・マーケットETFの組入れ上位銘柄は、アップル、マイクロソフト、アマゾンドットコム、メタ・プラットフォームズ(フェイスブック)、アルファベット、テスラ、バークシャーハサウェイとなっています。米国経済を引っ張っていく企業と、今後急成長が期待される企業がバランス良く構成されている点も特徴です。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

バンガード・トータル・ワールド・ストックETFのベンチマークは、約8000銘柄の大型、中型、小型で構成されるFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスです。驚くべきことに、全世界の投資可能な市場価値総額の約98%以上をカバーしています。つまり、VT1本に投資するだけで、先進国から新興国まで世界中の株式市場へ幅広く分散投資できるのです。

バンガード・トータル・ワールド・ストックETFの組入れ上位銘柄は、アップル、マイクロソフト、アマゾンドットコム、メタ・プラットフォームズ(フェイスブック)、アルファベット等となっており、VTIと似たような構成になっています。

また、VTの特徴として、セクター別にみるとテクノロジーが大きな割合を占めており、現在および将来に渡って、全世界経済はテクノロジー分野がリードすることが期待されていることが分かります。テクノロジーに続いて、金融や資本財等のセクターが大きな割合を占めています。

REIT ETF

ETFと投資信託どっちを選ぶべき
銘柄名 NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343) iシェアーズ米国リートETF(1659)
ベンチマーク(指数) 東証REIT指数 FTSE ETFと投資信託どっちを選ぶべき ETFと投資信託どっちを選ぶべき Nareit Equity REITs インデックス(TTM 円建て)
運用会社 野村アセットマネジメント ブラックロック
経費率 0.1705% 0.2200%
直近の分配金 1880円(2021年11月10日) 8円(2021年11月9日)
分配金利回り 3.2% 1.59%
売買高 10万1480株1万1884株
乖離率(プレミアム/ディスカウント) -0.02% -0.06%
購入可能な証券会社 SBI証券
楽天証券
マネックス証券
松井証券等
SBI証券
楽天証券
野村証券等

NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)

NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信の対象指数となっている東証REIT指数は、東京証券取引所に上場する不動産投資信託全銘柄を対象とした「時価総額加重型」の指数です。

REITとは、Real Estate Investment Trustの頭文字を取ったもので「不動産投資信託」と呼びます。REITは、投資者から集めたお金で複数の不動産に投資し、賃料収入や売却益から利益を得ます。

NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信は、少額で不動産投資をしたい人におすすめです。一般的な不動産投資では数百万円の自己資金が必要であったり、数千万円単位でローンを組む必要がありますが、ETFであればより少ない金額から投資を行うことが可能です。

組入れ上位銘柄には、日本ビルファンド投資法人、ジャパンリアルエステイト投資法人、GLP投資法人、日本プロロジストリート投資法人、日本都市ファンド投資法人などが名を連ねています。

iシェアーズ米国リートETF(1659)

iシェアーズ米国リートETFは、FTSE Nareit Equity REITsインデックス(TTM円建て)の動きに高位連動する投資成果を目指しています。

特徴は、米国のREIT市場に幅広く投資でき、長期的な分散投資が可能であることです。また、東京証券取引所に上場している円建ての外国リートファンドであるため、日本株と同様に日本時間の中で取引することができます。

組入れ上位銘柄をみると、ISHARES CORE US REIT ETFが99.94%占めており、残りは日本円や米ドルとなっています。

レバレッジ(ブル)型・インバース(ベア)型ETF

ETFと投資信託どっちを選ぶべき ETFと投資信託どっちを選ぶべき
銘柄名 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570) NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信(1571)
ベンチマーク(指数) 日経平均レバレッジ・インデックス 日経平均インバース・インデックス
運用会社 野村アセットマネジメント 野村アセットマネジメント
経費率 0.ETFと投資信託どっちを選ぶべき 8800% 0.8800%
直近の分配金 0円(2021年5月20日) 0円(2021年5月20日)
分配金利回り 0% 0%
売買高 627万9698株 11万2684株
乖離率(プレミアム/ディスカウント) -1.17% +0.71%
購入可能な証券会社 SBI証券
楽天証券
マネックス証券
野村証券等
SBI証券
楽天証券
松井証券等

NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)

NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信は、日経平均レバレッジ・インデックスに連動します。

日経平均レバレッジ・インデックスは、日経平均株価の2倍の変動率で指数が動きます。ただし、2倍の変動率はあくまで1日の変動率であり、複数日の変動率は2倍にはなりません。

株価が連騰するような相場では、元本が大きくなり想像以上に価格が上昇する一方、続落する相場では、元本が縮小することで想像以上に価格が下落します。

また、変動が小さく、横ばいの相場においては、価格が下がっていく特徴があります。

よって、NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信は、短期間で値動きの大きな投資を行いたい人に向いている、ハイリスク・ハイリターンなものなのです。

一層のリスク管理が求められる投資になるため、「全体の投資資金の●%まで」と投資する金額の範囲を決めて行うのが良いでしょう。

NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信(1571)

NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信は、日経平均株価の日々の変動率のマイナス1倍の変動をする日経平均インバース・インデックスへの連動を目指す運用を行っています。なお、外貨建資産への投資にあたっては、為替ヘッジを実施しています。

投資先としては、円建ての短期公社債等の短期有価証券を中心に、コールローンや対象先物取引(対象先物取引ならびに対象株式等および対象指数連動投資信託証券の売買をあわせて)などです。

NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信と同様にハイリスクな投資先となり、日経平均株価が大幅に変動した場合、投資元本が大幅に毀損する恐れがあります。

また、日経平均株価の価格変動が大きくなればなるほど、また投資期間が長くなればなるほど、日経平均株価指数との価格差が広がっていくため、投資する際は慎重に行いましょう。

銘柄名 SPDRゴールドシェア(GLD) ヴァンエック・ベクトル・金鉱株ETF(GDX)
ベンチマーク(指数) 金現物 NYSE Arca産金株指数
運用会社 ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ ヴァン・エック・グローバル
経費率 0.40% 0.ETFと投資信託どっちを選ぶべき 52%
直近の分配金 - 0.1899ドル
分配金利回り - 0.56%
売買高 1145万1779株 4109万3016株
乖離率(プレミアム/ディスカウント) -0.37% 0.12%
購入可能な証券会社 SBI証券
楽天証券
マネックス証券
みずほ証券等
SBI証券
楽天証券等

SPDRゴールドシェア(GLD)

SPDRゴールドシェア(GLD)は、金現物の動きに連動する投資成果を目指しています。米国における初の金ETFであり、金現物に裏打ちされた初のETFでもあります。

多くの投資家にとって、金現物の購入、保管などにかかる費用と比べ、SPDRゴールドシェアの購入にかかる費用や経費率の負担の方が下回ると考えられています。

また、相当量の金地金を取引単位(バスケット)として設定、解除(交換)する仕組みとなっているため、市場の需要に応じ流動性を供給可能である点が優れています。

ヴァンエック・ベクトル・金鉱株ETF(GDX)

ヴァンエック・ベクトル・金鉱株ETF(VanEck Vectors Gold Miners ETF)は、NYSE Arca産金株指数(NYSE Arca Gold Miners Index(GDM))に連動する投資成果を目指しています。GDMは時価総額加重平均型指数であり、金鉱業を主たる事業とする世界中の上場企業へ幅広く投資することができます。

組入れ銘柄上位には、ニューモント、バリック・ゴールド、フランコーネバダ、ウィートン・プレシャス・メタルズ、ニュークレスト・マイニングなど世界的に有名な金鉱株が含まれています。

ヴァンエック・ベクトル・金鉱株ETFは、金よりもレバレッジの効いた金鉱株に投資をしたいけれど、金鉱銘柄の個別分析をする手間がかかるのが嫌な人やリスク分散したい人におすすめです。また、有名な大手企業が多く組み入れられているため、金鉱株の個別銘柄に投資する際にも参考にすることができます。

Q.どんな人にETFはおすすめ?

A. ETFは低コストで分散投資を行いたい人におすすめです。

ETFは一般的に投資信託と比べて売買/保有に係る費用が安く、少しでもコストを抑えることが可能です。また、多くの個別銘柄を集めて投資するため、十分に分散が効いたものにもなり、リスク管理に手間をかける必要がありません。さらに、ETFはリアルタイムで取引をすることができ、チャンスを逃さず投資を行いたい人にもおすすめです。

ETFを購入するのにおすすめの証券会社

実際にETFに投資するとなると、証券会社を通じて購入することになります。証券会社によって購入することができるETFの種類が異なるため、自分が欲しいETFを提供するところを選ぶようにする必要があります。また、手数料やサービス内容にも違いがあるため、証券会社選びは慎重に行いましょう。

マネックス証券

マネックス証券の特徴は何と言っても米国株の取扱が豊富なところです。米国株取扱銘柄数は主要ネット証券No.1で、新規上場銘柄についてもスピーディーに追加しています。個別株も合わせると4158銘柄(2021年6月時点)を取り扱っており、銘柄数は年々増加しています。

マネックス証券では、米国株デビュー応援プログラムを実施しており、外国株取引口座への初回入金日から、20日間に取引した米国株取引手数料(税抜)を、最大3万円までドルでキャッシュバックしてくれます。

また、為替取引の米ドル買付時手数料が無料であったり、人気の米国株ETF9銘柄の買付手数料(税抜)が実質無料になったりする魅力があります。

実質無料となる対象ETFは下記の通り、バンガード社、ブラックロック社、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ社、ウィズダムツリー社が運用する商品です。

  • バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
  • バンガード・S&P500ETF(VOO)
  • バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)
  • iシェアーズ・コア S&P 500 ETF(IVV)
  • SPDR トラストシリーズ1(SPY)
  • ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)
  • ウィズダムツリー 米国株 高配当ファンド(DHS)
  • ウィズダムツリー 米国大型株配当ファンド(DLN)
  • ウィズダムツリー 米国株クオリティ配当成長ファンド(DGRW)

さらに、NISA口座における米国株の買付時国内取引手数料(税込)について、恒久的に全額キャッシュバックしてもらえるため、実質無料になります。

プレマーケット/アフターマーケットの立会時間外においても取引可能で、取引時間外に起こる急なニュースに対しても利益を見逃さずに対処することができます。

豊富な注文方法があることも特徴です。マネックス証券では、「逆指値」「トレール注文」など様々な注文方法を利用でき、早朝や夜中に相場をチェックし続ける必要がなく、安心してリスク管理を行うことができます。

また、銘柄分析に役立つツールも評判が良く、「銘柄スカウター」と呼ばれる株分析ツールを無料で利用することができ、豊富な個別銘柄情報やニュースのほか、スクリーニング機能やランキング、銘柄比較機能などを活用することができます。複雑な情報を見やすく集約してくれるので、分析が苦手な人でも気軽に企業分析を行うことができて便利です。

楽天証券

楽天証券の特徴は、手数料無料のETFが123銘柄(2021年10月29日時点)もあることです。

手数料0円ETFでは、売買手数料(現物取引・信用取引)が0円となります。選択した手数料コースに限らず対象銘柄の売買手数料が無料となるため、大変お得なサービスといえるでしょう。

期間限定のキャンペーンではなく、いつでも売買手数料がかかることがないところも安心です。また、キャッシュバックという形でもないため、税金の問題も考えることがないところも好材料です。

ETFのおすすめ銘柄で紹介した下記3銘柄についても、手数料0円ETFの対象になっていることも楽天証券をおすすめできる理由の一つです。

  • NEXT FUNDS TOPIX ETF(1306)
  • NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)
  • iシェアーズ米国リートETF(1659)
  • 楽天ETF‐日経ダブルインバース指数連動型【楽天225ダブルベア】
  • NEXT FUNDS MSCIジャパンカントリーESGリーダーズ指数連動型上場投信
  • MAXIS高利回りJリート上場投信
  • NEXT FUNDS 国内債券・NOMURA-BPI総合連動型上場投信
  • 上場インデックスファンド米国株式(S&P500)【上場米国株式】

手数料に魅力があるだけでなく、投資に役立つツールも充実しています。

PC向けトレーディングツールである「MARKETSPEED」を利用すれば、様々な銘柄の株価、日経平均、外国為替、S$P500など、色々な投資情報を自動更新・リアルタイムで確認することができます。

多くの機能を有していますが、操作方法は簡単で、初心者から上級者まで幅広い投資家に人気のツールになっています。

また、「iSPEED」と呼ばれるスマホアプリも提供しており、忙しい会社員でも朝・夜の通勤時間、昼休みなど、いつでもどこでも株価や最新ニュースのチェックを行うことが可能です。また、楽天証券における自分の資産残高や取引情報もスマートフォンで確認することができます。

SBI証券

SBI証券

SBI証券の特徴は、米国ETFの定期買付サービスがあることです。

定期買付サービスとは、投資したい銘柄毎に指定した設定内容をもとに、設定株数または設定金額以内の単元株を定期的に買付するサービスです。

毎月決まった日や曜日に買付したい人、NISA枠をしっかり活用したい人、忙しくて定期的に買付するのが面倒な人などにとっておすすめです。

SBI証券の定期買付サービスで便利な点は、日付・曜日・ボーナス月の設定を自由に行えることや、「株数指定/金額指定」「外貨決済/円貨決済」の組み合わせが可能であることが挙げられます。

また、NISA預りでの注文の場合、「NISA枠ぎりぎり注文」か「課税枠シフト注文」のいずれかを選択することが可能です。

「NISA枠ぎりぎり注文」の場合、NISA預りの定期買付時に、設定金額がNISA投資可能枠を上回っていた場合、設定金額をNISA投資可能枠の範囲内まで引き下げて発注を行います。

一方、「課税枠シフト注文」では、NISA預りの定期買付時に、NISA投資可能枠が設定金額未満であった場合、まず、NISA投資可能枠の範囲で発注できる金額分の発注を行い、残りの金額の中で課税預り(特定/一般)にて発注を行います。

SBI証券では、インターネットコースを対象に9銘柄の米国ETFが買付手数料無料になっています。マネックス証券や楽天証券と同様、手数料の安さに力を入れていることが感じられます。

  • バンガード トータル ワールド ストックETF(VT)
  • バンガード S&P 500 ETF(VOO)
  • バンガード トータルストックマーケットETF(VTI)
  • iシェアーズ S&P 500 ETF(IVV)
  • SPDR S&P 500 ETF トラスト(SPY)
  • ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)
  • ウィズダムツリー米国株高配当ファンド(DHS)
  • ウィズダムツリー米国大型株配当ファンド(DLN)
  • ウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長(DGRW)

住信SBIネット銀行と連携した外貨即時決済サービスも魅力的です。

住信SBIネット銀行の口座を持っていれば、外貨普通預金からSBI証券の外貨建口座に入金・出金を行うことができます。そして、SBI証券で海外ETFなど外貨建商品を購入・売却する際の決済に利用することができるため便利です。

また、住信SBIネット銀行の口座からSBI証券の外貨建口座に入出金する時は手数料無料で行うことができ、米ドル/円であれば片道4銭、外貨建の場合は片道2銭など、為替手数料も格安となっています。

Q.ETFとは?

A. ETFとはExchange Traded Fundの略で、日本語では「上場投資信託」と呼ばれています。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)、NYダウなど特定の指数に連動する運用成果を目指します。また、連動する指数は株式のみならず、債券、REIT、通貨、コモディティ(商品)といった様々なものがあります。

投資する対象については、日本はもちろん先進国/新興国を含む全世界に広がり、昔は投資することが難しかった国や地域においても、ETFで簡単に投資することができるようになりました。

Q.ETF銘柄の選び方は?

A.初心者におすすめのETF銘柄選びは、まず自分が興味のある投資先が入っているかどうかに着目して下さい。例えば、ニュースでよく聞く日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)といった指数に連動するETFを選んでみると、普段から意識して確認する指数のため、比較的ETFの値動きを理解しやすいです。

その後、慣れてきたら海外ETF、REIT ETF、レバレッジ型ETFなどに挑戦していきましょう。

また、手数料の安さ、流動性の高さ、乖離率の低さについてもしっかり確認することが重要です。

今回は、ETFの特徴、おすすめ銘柄、おすすめの証券会社などを紹介してきました。

ETFは個別銘柄に投資するより分散が効いているため、比較的リスクが低い投資といわれています。よって、投資初心者でもきちんと仕組みを理解すれば、無理なく投資を始められ、継続していくことができる金融商品です。

これまで個別株に投資をしてきたけれど、なかなか上手く利益が出せない人や、できるだけ手間をかけずに投資をしたい人にもETFはおすすめです。

今回解説してきた手順やポイントを押さえ、おすすめの証券会社でETFの銘柄選びを行っていけば、簡単に投資をスタートすることができるでしょう。

投資をするならETFは知っておくべき!具体的なオススメを9つ紹介

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鈴木 聖宣

「ETFってよく聞くけど、イマイチ分からない」

「ETFが気になるけど、自分にメリットがあるのか分からない」

なぜかというと、ETFは株をまとめた商品のため、投資初心者でも比較的迷うことなく買えるからです。まさに 株式と投資信託のハイブリッドのような商品 と言えます。

これから投資の勉強を始めようと思っている方に おすすめなのが、弊社サービスの「 投資の達人になる投資講座 」です。
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投資で成果を出すためには、本質を押さえた勉強が必要不可欠です。
こちらの記事と合わせて「投資の達人になる投資講座」も受講することで、さらに投資の知識を深めることができます。

1章 そもそもETFとは?

ETFとは 「 Exchange Traded Fund」の略で、日本語では「上場投資信託」と呼ばれます。その名の通り上場している商品なので、株式と同じように買ったり売ったりができます。

株と違い、 ETFは「プロにお金を預け、増えそうな投資対象にまとめて投資をしてもらう」商品 のことです。

個別株はオレンジのバラ売り。ETFは「フルーツ盛り合わせ」

つまり、 1つのETFを買うだけで、 投資の分散ができる ということです。

2章 ETFのメリットとデメリット

ETFのメリット

1.プロが選定した投資先に分散投資できる

2.株に比べて金額が安い(数千円程度〜から)

3. 信託報酬(保有中のコスト)が安い

4.リアルタイムで指値注文や逆指値注文ができる。

5.新興国や商品など、特定ジャンルに特化したETFがある

1.プロが選定した投資先に分散投資できる

2.株に比べて金額が安い(数千円程度〜から)

しかし、トピックス上場投信で東証一部上場の2200社を1単位(10口)買うために 必要な金額は約2万円です。 (どちらの金額も2022年2月現在です)

3.信託報酬(保有中のコスト)が安い

このように、 中身が同じなのにも関わらず、信託報酬には2倍以上の開きがある 、ということが分かります。

4.リアルタイムで指値注文や逆指値注文ができる。

このように ETFの買い方は、個別株とほぼ同じなのです。

5.新興国や商品など、特定ジャンルに特化したETFがある

「今後の経済の動向は読めるんだけど、ひとつの会社に絞れない」、そんな時には、業種特化型ETFを使うという方法があります。例えば、今後は素材に関連する企業が上昇しそうだとしたら、素材関連の企業だけを集めたETFというものがあります。 ETFを使って景気循環の恩恵を受ける ことを目指すスタイルの投資も可能なのです。

ETFのデメリット

1.購入時/売却時に手数料がかかる

2.積立投資にはあまり向かない

3.分配金が自動再投資されない

4.個別株のような急騰は期待できない

1.購入時/保有時/売却時に手数料がかかる

とは言え、株式やETFの売買手数料も非常に安いものです。例えばSBI証券であれば、 5万円以下の株の売買手数料はたったの55円です

このデメリットを回避する方法として、 ETFは長期保有する銘柄に絞り、あまり頻繁に売り買いしない という対策が考えられます。

2.積立投資にはあまり向かない

3.分配金が自動再投資されない

4.個別株のような急騰は期待できない

3章 ETFの種類

ひとえにETFと言っても、私たちが日本で買うものには大きく2種類あります。それが「国内ETF 」 と「海外ETF 」 です。ではそれぞれの違いを見ていきましょう。

国内ETFの特徴

  • 国内の取引所に上場している
  • 両替は不要!日本円で買える
  • 国内の商品が充実している
  • 流通量が少ないものがある

海外ETFの特徴

  • 海外の取引所に上場している
  • 現地通貨に両替が必要
  • 海外の商品が充実している

国内ETF

1つ目は、 国内の証券取引所(東証など)に上場しているETFで、これらは総称「国内ETF」などと呼ばれます。 この記事でも以降は「国内ETF」の呼称を使うことにします。

ここがややこしい所なのですが、 国内ETF にも、米国S&P500連動型など、海外資産を対象としているものがあります。 後述する「海外ETF 」 と混乱しがちですので、とりあえず国内と海外、2つの違うタイプのETFがあることを覚えておきましょう。

国内の取引所に上場している

両替は不要!日本円で買える

国内の商品が充実している

流通量が少ないものがある

海外ETF

もう1種類のETFは、海外の市場に上場するETFです。 「海外ETF」や「外国ETF」などと呼ばれ、 海外で組成されたETFが、証券会社の外国株セクション等で販売されています。

今回は これらのETFを ETFと投資信託どっちを選ぶべき 「海外ETF」と呼びます。

海外の取引所に上場している

海外ETFの特徴は、やはり海外の取引所に上場している商品ということです。海外なので、日本では買えない、 様々な 海外資産(株式・債券・不動産・コモディティなど)へ手軽にアクセス できる ことが魅力です。

ただし、 海外ETFの場合は必ず現地通貨に両替する必要があります。 ですので、どうしても両替手数料がかかってしまうことは念頭に置きましょう。

海外の商品が充実している

「海外ETF 」の 名の通り、とにかく 海外商品が充実しています。

米国市場のETFを使うと、テック企業を中心としたアメリカ国内の様々な企業に投資ができます。S&P500やダウなどのメジャーどころだけでなく、アメリカ企業に多い 「 高配当 」株のETFなどはアメリカ市場が量的にも手数料的にも有利だと言えます。

新興国投資でもメリットの大きい米国ETF

それでは以下、国内ETFと海外ETFのそれぞれの特徴をまとめます。

4章 投資信託とETFの違いは?

注文方法が多様なETF

iDeCoやNISAに強い投資信託

投資信託とETFの手数料を比較

ETFを買う際の手数料は、個別株を買うのとほぼ同じ扱いですので、 買付時と売却時に手数料が掛かります。 とはいえ、最近ではネット証券を中心にこの手数料も非常に安くなってきました。

今回は、 投資信託とETF(国内ETF)で、「S&P500」を購入した場合の手数料を比較してみました。 どちらもSBI証券を使って比較しています。

まず投資信託では、「三菱UFJ国際 eMaxis Slim 米国株式 S&P500」を、

ETFでは「NEXT FUNDS S&P 500 指数(為替ヘッジなし)」(銘柄コード:2633) を買うこととします。

A. 100万円を2年保有

B. 100万円を10年保有

C. 1000万円を20年保有

これらの3パターンで手数料を検証した表が以下です。

気にすべきは、より大きな金額を長期で持つ場合です。例えば、Cの「1000万円を20年保有 」する場合なら 、両者では4万円近い開きが出ています。

例えば同じくSBI証券の「外国株取引」で購入できる海外ETFの「バンガード S&P500ETF 」 (ティッカー:VOO)なら、年間信託報酬は ETFと投資信託どっちを選ぶべき なんと破格の 0.03%/年 です!

このように、 同じ中身の商品でも販売会社や運用会社によって手数料は変わります。 これからETFなどに投資していく人なら、覚えておいて損はないでしょう。

5章 ETFが向いてるのはこんな人

1.長期目線で投資をしたい人

2.つみたてNISAやiDeCoだけでは物足りない人

3.株式投資よりも低リスク・低リターンがいい人

1.長期目線で投資をしたい人

理由は、 ETFは保有中にかかる手数料が安く、逆に買付と売却の時は手数料が掛かります。 ですから一度買ったら売らずに長期保有するのに向いています。 (手数料については2章も参照ください)

2.つみたてNISAやiDeCoだけでは物足りない人

3.株式投資よりも低リスク・低リターンがいい人

6章 目的別・オススメETF3選

また、 投資信託で安く買えるファンド(例:S&P500連動型など)はリストには入れていません。 なぜならETFの恩恵がありそうなものを選んだ方がETFのポテンシャルが活かせると思ったからです。

配当生活でFIREを目指したい人 − 高配当株ETF3選

【高配当株ETF ETFと投資信託どっちを選ぶべき ETFと投資信託どっちを選ぶべき

1.SPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式ETF(ティッカー:SPYD)

2.グローバル X 米国優先証券ETF(ティッカー:PFFD)

3.NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(銘柄コード: 1489)

高配当ETFに投資をすれば、その夢に一歩近づくかもしれません!

1.SPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式ETF(ティッカー:SPYD)

SPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式ETF(ティッカー:SPYD)
特長: S&P500から選出される高配当銘柄という安心感がある。
組入銘柄トップ:1.Seagate Technology Holdings ETFと投資信託どっちを選ぶべき 2.ConocoPhillips 3.Iron Mountain
信託報酬:年 0.07%
分配金利回り:年 4.63%

2.グローバル X 米国優先証券ETF(ティッカー:PFFD)

グローバル X 米国優先証券ETF(ティッカー:PFFD)
特長: 安定的に高い利回りを維持しているETFであること
組入銘柄トップ:1.Broadcom 2.Wells Fargo 3.Bank of America
信託報酬:年 0.23%
分配金利回り:年 5.03%

3.NEXT ETFと投資信託どっちを選ぶべき FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(銘柄コード: 1489)

米国の高配当株ETFに比べて、信託報酬や分配金比率の面では劣りますが、 日本円で投資できることはメリットです。 また売買にかかる手数料も海外株・ETFより安いです。

また 税金面でも、 国内ETFは国内株式と同じ扱いですので、人によっては海外ETFを買うよりハードルが低いと言えるでしょう。

NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(銘柄コード: 1489)
特長:国内証券取引所に上場していることのメリット
組入銘柄トップ:1.日本郵船 2.三菱商事 3.日本たばこ産業
信託報酬:年 0.31%
分配金利回り:年 3.ETFと投資信託どっちを選ぶべき 76%

アメリカ企業の勢いある成長を享受したい人 − 成長株ETF3選

【成長株 ETF 3選】

1.バンガード 米国一般消費財 サービス セクター ETF(ティッカー:VCR)

2.バンガード 米国通信サービスセクター ETF (ティッカー:VOX)

3.インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF (ティッカー:QQQ)

1.バンガード 米国一般消費財 サービス セクター ETF(ティッカー:VCR)

1番目にご紹介するのは、米国バンガード社の「米国一般消費財サービスセクター」ETFです。これが1位になった理由は、 組入上位の2銘柄が「Amazon」と「Tesla」だからです。

ヴァンガード 米国一般消費財 サービス セクター ETF(ティッカー:VCR)
特長:AmazonとTeslaが上位2社である。ヴァンガード社なので信託報酬が安い。
組入銘柄トップ:1.Amazon 2.Tesla 3.Home Depot
信託報酬:年 ETFと投資信託どっちを選ぶべき 0.1%
5年騰落率:136.6%

2.ヴァンガード 米国通信サービスセクター ETF (ティッカー:VOX)

組入銘柄の上位は Alphabet(Google)と Meta(Facebook)で、この2社がファンド全体の約30%を占めています。MetaとGoogleはどちらも広告収入がメインですが、それぞれSNSや検索エンジンでは圧倒的な世界シェアを占める企業です。

ヴァンガード 米国一般消費財 サービス セクター ETF(ティッカー:VCR)
特長:名だたるSNS・エンタメ企業に投資ができる。値がさ株のGoogleの比重が高め
組入銘柄トップ:1.Alphabet(Google) 2.Meta(Facebook) 3.The Walt Disney Co
信託報酬:年 0.1%
5年騰落率:30.2%

3.インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF (ティッカー:QQQ)

成長株の最後にご紹介したいのが、こちらのインベスコ QQQ です。

3.インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF ETFと投資信託どっちを選ぶべき (ティッカー:QQQ)
特長: アメリカのテック企業を網羅したファンド。2020年以降の成長が特に著しい
組入銘柄トップ:1.Apple 2.Microsoft 3.Amazon
信託報酬:年 0.2%
5年騰落率:181.5%

長期目線で新興国に期待している人 − 新興国株ETF3選

【新興国株ETF 3選】

1.ウィズダムツリー インド株収益ファンド(ティッカー:EPI)

2.バンガード FTSEエマージングマーケッツETF (ティッカー:VWO)

3.ヴァンエック アフリカ ETF (ティッカー:AFK)

特に 新興国株式に連動する投資信託は、信託報酬が年2%以上の商品が多い ので、ETFを活用することで手数料を効果的に抑えられます。

・先進国と比較すると、通貨や経済基盤が弱い
・政治的に不安定な国がある
・結果として株価が安定しない

1.ウィズダムツリー インド株収益ファンド(ティッカー:EPI)

ウィズダムツリー インド株収益ファンド(ティッカー:EPI)
特長:成長著しいインド市場にアクセスできる。インドファンドとしては手数料が安い
組入銘柄トップ:1.Reliance Industries (エネルギー) 2.Infosys (IT) 3.Housing Development Finance (金融)
信託報酬:年 0.83%
5年騰落率:80.4%

2.バンガード FTSEエマージングマーケッツETF (ティッカー:VWO)

広く「新興国株式ファンド」として知られるETFです。 世界の新興国株式に連動する成果を目指していくファンドです。 主にMSCI社とFTSE社の指数の2種類があり、このETFはFTSE社の指数を採用しています。

バンガード FTSEエマージングマーケッツETF (ティッカー:VWO)
特長: 「 新興国株式ファンド」として代表的な指数に連動するETF。手数料が非常に安い。
組入銘柄トップ:1.Taiwan Semiconductor (半導体/台湾) 2.Tencent (IT/中国) 3.Alibaba (IT/中国)
信託報酬:年 0.08%
5年騰落率:45.2%

3.ヴァンエック アフリカ ETF (ティッカー:AFK)

ヴァンエック アフリカ ETF (ティッカー:AFK)
特長:最後のフロンティア・アフリカの幅広い国に投資ができる
組入銘柄トップ:1.Attijariwafa Bank (金融) 2.Safaricom (通信) 3.Mtn Nigeria Communications (通信)
信託報酬:年 0.78%
5年騰落率:10.6%

7章 ETFを積立で買う方法

国内ETFの積立 − マネックス証券

・国内ETFの積立ができるのはマネックス証券

・定額での積立ができるので便利

・年0.3%の運用手数料はかかる

マネックスアドバイザーは ロボットアドバイザーの一種なのですが、国内ETFを使って運用をします。

海外ETFの積立 − SBI証券 / 楽天証券

・海外ETFの積立は、「米国株ETF」なら可能

・SBI証券 か 楽天証券 を使う

・定額での積立ではない点に注意

ただ、米国株ETFの場合、 定額買付ではなく、1株単位での買付になる ことに留意してください。つまり、同じETFでも、今月は100ドルで買えたけど来月は120ドルになっているかもしれない(逆もまた然り)ということです。

SBI証券と楽天証券、どちらの証券会社を使っても大きな差はない と言えます。取り扱い銘柄数や、日本円からの両替手数料も、両社ほぼ一緒です。

8章 まとめ

ETFのメリット・デメリット

メリット

1.プロが選定した投資先に分散投資できる
2.株に比べて金額が安い(数千円程度〜から)
3.信託報酬(保有中のコスト)が安い
4.リアルタイムで指値注文や逆指値注文ができる。
5.新興国や商品など、特定ジャンルに特化したETFがある

デメリット

1.購入時/売却時に手数料がかかる
2.積立投資にはあまり向かない
3.分配金が自動再投資されない
4.個別株のような急騰は期待できない

ETFの種類と特徴

国内ETFの特徴

  • 国内の取引所に上場している
  • 両替は不要!日本円で買える
  • 国内の商品が充実している
  • ETFと投資信託どっちを選ぶべき
  • 流通量が少ないものがある

海外ETFの特徴

  • 海外の取引所に上場している
  • 現地通貨に両替が必要
  • 海外の商品が充実している
  • 海外の取引所に上場している現地通貨に両替が必要海外の商品が充実している

投資信託とETFの違い

ETFと投資信託どっちを選ぶべき ETFが向いている人

1.長期目線で投資をしたい人
2.つみたてNISAやiDeCoだけでは物足りない人
3.株式投資よりも低リスク・低リターンがいい人

目的別・オススメETF3選

【高配当株ETF
1.SPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式ETF(ティッカー:SPYD)
2.グローバル X 米国優先証券ETF(ティッカー:PFFD)
3.NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(銘柄コード: 1489)

【成長株ETF 3選】
1.バンガード 米国一般消費財 サービス セクター ETF(ティッカー:VCR)
2.バンガード 米国通信サービスセクター ETF (ティッカー:VOX)
3.インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF (ティッカー:QQQ)

【新興国株ETF 3選】
1.ウィズダムツリー インド株収益ファンド(ティッカー:EPI)
2.バンガード FTSEエマージングマーケッツETF (ティッカー:VWO)
3.ヴァンエック アフリカ ETF (ティッカー:AFK)

ETFを積立で買う方法

国内ETFの積立 − マネックス証券
・国内ETFの積立ができるのはマネックス証券
・定額での積立ができるので便利
・年0.3%の運用手数料はかかる

海外ETFの積立 − SBI証券 / 楽天証券
・海外ETFの積立は、「米国株ETF」なら可能
・SBI証券 か 楽天証券 を使う
・定額での積立ではない点に注意
・定額での積立ではない点に注意

投資信託とETFの違いは? どちらから投資すべきなのか

信託報酬は、ほんのわずかな違いであっても、長期間保有するほど大きな差になっていくので、当然安いほうが有利です。
また、取引単位や取引価格、分配金の自動再投資なども違います。より少額で手間がないのがインデックスファンド、リアルタイムの取引ができるのがETFです。
楽天・全米株式インデックスファンドはつみたてNISAやiDeCoの対象ですが、VTIはそもそもつみたてNISAやiDeCoで購入できないのも大きな違いです。

「ETF」と「投資信託」どっちから始めるべき?

ETFのメリットは、次の2点にまとめることができます。
①リアルタイムでいつでも取引できる
②インデックスファンドより低コストで分散投資が可能

とはいえ、ETFにもデメリットはあります。ETFのデメリットは、次の4点です。
①売買時・運用中にコストがかかる
②iDeCoは対象外・つみたてNISAは本数が少ない
③自動積立できる証券会社が限られている
④分配金が自動的に再投資されない

以上を踏まえると、ETFがおすすめな人は、
①iDeCoやつみたてNISAに上限まで投資し、次の投資先を探している人
②自分でタイミングを計って売買したい人
③手数料の低い海外ETFに投資してみたい人

『2022最新版 投資信託 勝ちたいならこの5本!』 頼藤太希 著

資産形成の主役である「投資信託」。
6000本ある投資信託、そのほとんどは売る側に都合がいい商品という実態。
二択形式で、投資信託の必勝法を客観的な立場からコーチ。さらに、現行商品を分析し、投資ビギナーにおすすめできる「いま選ぶべき5本の商品」を紹介。

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